エコチル調査って?
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エコチル調査ってなぁに?
エコチル調査は、2011年(平成23年)より始まった環境省による大規模な全国調査です。
正式には「子どもの健康と環境に関する全国調査」といいます。
「環境(=エコ)」と「子ども(=チルドレン)」を組み合わせて「エコチル」と呼ばれています。
エコチル調査では、全国15か所の拠点で約10万人の妊婦さんにご協力いただき、赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から13歳になるまでの長期にわたり、定期的に健康状態や成長の様子を調べています。
※2023年3月現在。13歳以降の調査については、計画の詳細が決定次第お知らせいたします。
出典:環境省エコチル調査ホームページ(https://www.env.go.jp/chemi/ceh/index.html)
なぜ調査が必要なの?
最近、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、肥満、発達障害などの病気が子どもたちの間で増えているといわれています。 また、科学技術の発達に伴って、わたしたちの身の回りにはさまざまな化学物質が増えています。それらの物質が、わたしたちの健康や子どもたちの成長に影響を及ぼしているのかどうか、まだ詳しくはわかっていません。
どうして子どもたちを調べているの?
成長途中にある子どもたちは、身体ができあがっていないため、大人より化学物質の影響を受けやすいと考えられています。そのためエコチル調査では、赤ちゃんがお腹の中にいるときから13歳になるまでの成長過程を調べています。
研究成果は、子どもや次世代の人々が
健やかに生活できる環境づくりに役立てます
病気の多くは、環境中の物質、生活習慣、遺伝的な性質などが関係しあって起こります。その中でも、環境中の化学物質が子どもの健康に与える影響を解明できれば、病気の新たな予防法や、有害な物質を減らすなどの政策を立てることにつながります。今いる子どもたちだけではなく、その先に生まれてくる未来の子どもたちにとっても大切な調査です。
どんなことを調べているの?
エコチル調査には、調査参加者全員を対象とする全体調査のほかに、一部の方を対象にして行う詳細調査、ユニットセンターなどが独自に行う追加調査があります。
どこで調査を行っているの?
出典:環境省エコチル調査ホームページ(https://www.env.go.jp/chemi/ceh/index.html)
コアセンター(国立環境研究所)、メディカルサポートセンター(国立成育医療研究センター)を中心として、全国15か所に拠点としてのユニットセンターを設置し、進めています。 また、医療機関、自治体、教育機関等からのご支援もいただいています。
参加者の方々には結果をお知らせし、育児等の相談があった場合には、状況に応じて専門医療機関や相談窓口を紹介するなど、専門の医師やスタッフがサポートしています。
出典:環境省エコチル調査ホームページ(https://www.env.go.jp/chemi/ceh/index.html)